ふらりと散歩をしていると、住宅街の一角にひまわり畑を見つけました。観光用のひまわり畑ではないため、中には入れませんし、ニコちゃん顔をしたひまわりも咲いていません。でも大量のひまわりは、いつ見ても気持ちを柔らかくしてくれます。

しかし、ふと疑問に感じました。
これまで違う作物を作っていた畑が、突然ひまわりを育てだした……何か理由はあるのでしょうか。不思議に思って調べてみることに。
ひまわり畑の謎
調べてみたところ、ひまわりには食用や観賞用として親しまれる以外にも「緑肥」としての役割もあることがわかりました。緑肥とは肥料成分を補うために栽培される作物のことです。ひまわりを植えることで、地力を回復させ土壌を変える効果があるわけですね。
ひまわり、すごいじゃないか。
大きな存在感があり、人々を明るくさせてくれながら、実は栄養価も高く食用にもなり、肥料としても活躍する。なんて力強く生産性の高い植物なんでしょう。グダグダ生きていたら、ひまわりに負けてしまいそうです。
さらに調べてみたら……
緑肥植物は、他にどんなのがあるんだろう?
そんな疑問が生まれたので、さらに調べてみることに。
トウモロコシ、マリーゴールド、レンゲソウ、大豆など、お馴染みの作物の名前が上がっていました。へえ、トウモロコシもそうなんだ。なんて気軽に検索をかけたら「トウモロコシ ヤバイ」という文字が。お腹でもくだったかい? とさらに調べたところ、トウモロコシは宇宙からやってきたという都市伝説が。かなりヤバイじゃないですか。
なんでもトウモロコシは、謎が多い植物で人の助けがないと繁殖しないとのこと。そのかわり土壌にもいいし、食べたらおいしいし、肥料にもなるし、バイオエタノールの原料としても重宝されているし。人に助けられながら、人を助けてくれる植物なんですね。なんてやさしい世界でしょう。
ひまわりから緑肥植物に飛び、さらにトウモロコシへの思考の旅をしましたが、こうやって人と植物や大地が共に歩んでいるんだなと感じることができました。
ひまわりやトウモロコシを見るたびに「ありがとう」という気持ちが湧いてきそうです。